2008年 初夏・道東旅行 二日目

野付半島・トドワラ

 道東旅行二日目、朝食は和食を注文、松家堂弁当風の膳にオカズが盛られ北の幸も盛り込まれているオカズは大変美味しく二膳も食べてしまった、昨今、朝食バイキングが主流の中でこのような朝食の方が吾が夫婦には合っているのかも? そういえば十勝ガーデンホテルもそうだった記憶がある。
 チェックアウト後まずは、日本の東西南北で由一制覇していない、最東端の納沙布岬を目指して一路車はROURE 44を東へ向う。
 根室市街を抜けると一面牧草地帯に、すると程なくして昨日、北太平洋シーサイドライン同様の霧が!
 納沙布岬に着く頃には昨日同様、霧・霧・霧である!
 納沙布岬の突端に日本最東端の碑だけが虚しく、霧笛をBGMに寂しげに建っている。
 晴れていれば北方領土が拝めたのに、 「残念!」
 帰りは、 『北太平洋シーサイドライン』 のひとつ、道道35号線を、これで根室半島の両サイドを制覇? 相変わらず、霧が海から沸いてくる感じである、途中湿原でカメラを持った人たちが、車を止めてみると、丹頂鶴の親子が朝食中である、丹頂鶴は一生同じ伴侶と生活するらしい、不倫とかは無い!親が雛鳥の両サイドをカバーしながら餌を啄ばんでいる、時たま頭を擡げあたりの様子を伺いながらお食事である、霧の中落胆ムードのドライブで見つけた想いも由らない場面に遭遇できた事は感無量である。
 先を急ごう、市内に戻ると霧は晴れ・快晴である、酒造・北の勝を目指すが、蔵は閉まっており購入は不可能、根室地区名物の オランダせんべい を購入、ワッフルの出来損ない見たいな感じで、歯ごたえがそこそこにあり、吾が夫婦は帰る頃には虜になってしまった逸品である、車を西に進路を向ける。
 春国滞へ、ネイチャーセンターからの眺めは爽快である。
 『道の駅・スワン44』 で昼食である、根室名物の エスカロップ『さんまのづけ丼』 を注文、エスカロップは揚げたロースカツをバターライスの上に乗せドミグラスソースをカケタものでいわばカツカレーのドミグラスソース版と言った方が判りやすいか?
 思った以上にコッテリはせずさらりと食べやすい、さんまのづけ丼もマグロのづけ丼みたいに切り身は大きく無く、タタキをづけに漬けた物で、秋刀魚特有苦味も相俟って逸品である。
 風連湖を右に眺めながら、ROUTE44からROUTE243に入る、別海町標津町この変は失礼だが一級の観光地に比べてみんな通り過ぎてしまいガチだが、じっくりと鳥を探鳥するのも一興かも?
 程なくして野付半島に、ここは枯れたトドワラ・ナラワラが有名である、観光船も本日は終了しているので、野付半島突端に向けて、途中、また丹頂鶴のツガイを見つけ、しばし、眺めることに、更にルピナスの群生、エゾカンゾウの群生、ハマナスの群生とこちらの原生花園の方が花が多い、快晴の天気で一段と花も綺麗である。
 ネイチャーセンターからトドワラ群落まで約30分程度のハイキンGoo〜!、なんとも虚しい光景である、砂漠で息絶えた動物の死骸かはたまた、アマゾンでピラニアの餌食になった家畜の死骸かと見間違う光景である、でも愛嬌なトドワラもありオットセイが頭を擡げ餌を要求している姿ににているトドワラもあり、一長一短だるが、快晴の中で眺めているからいい様な感じだが、これが曇天の中・霧の中で眺めたら、プレデータに遣られてしまいそうな雰囲気がするに間違い無い! 帰りすがらまた、丹頂鶴を観察、ナラワラを観察しながら、本日の恩宿 『トドワラ荘』 に、シーサイドホテルと同一経営で、現在はトドワラ荘には宿泊させず、全員シーサイドホテルに宿泊、料金の違いは料理にこの時期、民宿泊は蟹とカスベの煮付けが付かない違いである、でも、民宿料金でもこの料金でこの料理と言わんばかりの料理である。
 まずは温泉に、ここは尾岱沼温泉である、昆布のようなぬるっとしたイワユル美人の湯の代名詞の様なお湯で源泉は55℃程あり加水しているらしいがでも熱い、海の傍であるためショッパイ味がする。
 夕食は今が旬の北海シマエビのボイルに踊食いとボタンエビの刺身、等々多数でとてもじゃないけどご飯まで辿り着けづ、花咲蟹の鉄砲汁を戴きご馳走様でした、 「満腹・満腹である。」
 明日は天気は下り坂、日の出は拝めないようである、今宵も爆睡である。