銘酒、その二十八

国分酒造 大正の一滴 ロマンのしずく

 本日の銘酒は先日鹿児島に蔵巡りに行った際に購入した、鹿児島•霧島市•国分酒造の『大正一滴 ロマンの雫•蔓無源氏/つるなしげんじ』である。
 絶滅寸前のこの品種、蔓無源氏を使用した正に、大正ロマンを感じさせる銘酒である。
 「ヨクゾここまで絶滅寸前の蔓無源氏を再興してくれた」国分酒造が取り組まなければこんな美味い芋焼酎にお目にかかれなかったかもしれない。
 今回のはそれでも70%しか蔓無源氏を使用しておらず、今年は100%蔓無源氏を使用した、正に正真正銘の『蔓無源氏』がデビューする。
 楽しみである。蔵の意気込みを感じる銘酒である。
 封を開けた瞬間、甘い香りが鼻に心地よく抜ける、福与かな味わい、珠玉の時間を醸し出してくれる。
 本日は昨日と打って変わって、真冬日である、今宵は久々に鍋を肴に蔓無源氏で盛り上がりたいと思う。