銘酒、その十六

新里酒造・琉球泡盛古酒

 本日の銘酒は、待ちに待った沖縄・那覇新里酒造『琉球泡盛古酒』である、満を侍しての真打ちの「大袈裟か?」登場である。
 昨日、実家の大掃除の際の頂物である。
 確か、吾輩が沖縄に転勤中に、両親が沖縄を訪れた際にお土産として購入、その後づーっと実家の押し入れの肥やしになっていたが、父親が亡くなって実家では酒を呑む人がいなくなり我が家にお裾分けしてもらってきた。
 昨日、夜の宴に早速いただいたが、これが美味いの何のッテ!
 古酒の定義は3年以上寝かせた酒である、吾輩が沖縄に転勤していたのは、平成5・6年である、現在は平成20年、従って約17年物である。
 一口含むと、実に円やかで、フルーティーな香りである、鼻にフルーティーさがツーンと抜ける「最高〜!」。
 これが瓶に貯蔵していると琥珀色がついてブランディーの様になるが、これは瓶詰であるから無色透明である。
 水割りで呑むとこのフルーティーさが誰でもわかる。
 泡盛で15年以上の古酒は相当な値段がする、それを実家の押し入れで(暗室・定温・定湿)じっくりと熟成された、お金では買えない時の流れに乗った銘酒である。
 「肴は何でも好い!この泡盛の味を際立たせてくれる物なら何でも!」